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『神楽』MV制作ノート。日本神話を、アニメOPのように

日本神話をモチーフにした『神楽』のMV制作ノート。速い動きの代わりに、カット数と世界観のつながりでアニメOPらしい勢いを目指しました。

満月と桜が浮かぶ夜の水辺で笛を吹く少女

大きな滝の奥にそびえる社、夜の水辺、神楽の舞台。今回は、日本神話の世界を舞台にしたアニメのオープニングのようなMVをつくりたくて、『神楽』を制作しました。

神話をそのまま説明する映像というより、まだ知らない物語が始まりそうな雰囲気を、少しでも出せたらと思ってつくりました。

完成した『神楽』のMV。YouTubeで見る ↗

神話の雰囲気を探す

先に世界の雰囲気をそろえたいと思い、社や岩戸、装束、装身具など、場所と人物のイメージをいくつかつくりました。完成版に採用しなかった画像もありますが、色や意匠の方向を探る手がかりにはなったと思います。

もう少し物語を入れたい気持ちもありました。ただ、日本神話は登場する神様も出来事も多く、短い映像で筋を伝えるのはやっぱり難しい。うまくまとめきれず、断片が同じ世界のものに見えるくらいに留める形になりました。

採用・不採用を含む、制作途中のイメージ。

速い動きの代わりに、場面をつなぐ

映像生成には、DomoAIの定額モデルを使っています。今回の環境では、Seedanceのような大きく速い動きを安定してつくるのが難しく、アニメOPらしい勢いを動きだけで出すことはできませんでした。

そこで、一つのカットを無理に長く動かすより、素材とカット数を増やし、短くつなぐことにしました。画面の情報量や明暗を少しずつ切り替え、動きの大きさだけに頼らず、曲の勢いを出せないか試しています。

世界観を探るためにつくった画像。完成版に使っていない案も含みます。

少しだけ、物語の気配を

完成した映像は、特定の神話を明確になぞるものにはなりませんでした。どこまで世界観を伝えられたかは自信がありませんが、見終わったあとに、何か続きがありそうだと少しでも感じてもらえたらうれしいです。

アニメOPも、最初は意味の分からないカットが、あとから少し違って見えることがあります。『神楽』にも、そんな余白が少し残っていたらうれしいです。

物語を入れたい気持ちと、映像として気持ちよく見せたい気持ち。その間を行ったり来たりしながら、なんとか形にしたMVでした。

J-pop / electro-pop / UK garage神楽天岩戸の神話を、ウズメの踊りと朝を迎えに行く物語として描いた曲。MVではアニメのオープニングのような勢いを試しました。曲のページを開く →

最後まで読んでくれて、ありがとうございます。

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